日本獣医救急医療研究会のご案内
日本獣医クリティカルケア&マネージメント研究会
会長 小宮山 典寛以前より、全国の救急医療及び夜間動物病院の運営に携わる先生方とお話する際に、「お互いの情報を交換するための連絡会を設立しよう」という意見が出ておりました。そこでこの度、30年の歴史を持つ日本獣医クリティカルケア&マネージメント研究会にベースを置き、日本獣医救急医療研究会(仮称)の設立を進めていくこととなりました。
12月3日、4日(土日)に「獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会の秋季合同学会」が実施されましたが、その会場である名古屋国際会議場の会議室にて、午後6時より(1時間から2時間程度途中退席自由)、全国の救急医療及び夜間動物病院関係者の集まりを計画させて頂きました。来年の日本獣医内科学アカデミー開催日(2月18日(土))にも会合を予定していますが、その準備会となりました。
今後の会合を通して、「救急医療や夜間動物診療はどうあるべきか」を改めて考える機会になり、また、情報交換することで「より質の高い診療をより効率的に行う」きっかけになればと思っております。
「日本獣医救急医療研究会」詳しくはHPをご覧ください。
「夜間動物診療に関するアンケート」にご協力をお願いいたします。アンケートはこちらから。
日本獣医クリティカルケア&マネージメント研究会のお知らせ
>>日本獣医クリティカルケア&マネージメント研究会の今後の予定<<
「2012年度日本獣医内科学アカデミー
日本獣医臨床病理学会(JCVIM/JSVCP2012)の開催」
■日時
2012年2月18日(又は19日)予定
■会場
パシフィコ横浜
(この大会に出席するには各々大会登録が必要です)
■講演
緊急症例の実際の対応の問題点とその診断と治療 演者:小宮山典寛
※日時は確定しておりません。詳細等、決まり次第、お知らせいたします。
![]()
∵ 救急医療(急性の病気)の原則(クリティカル・ケアの原理・原則)
ショツク(外傷)における最初のABCDEの評価(救命救急処置)(1)
まずそのショツク(外傷)が生命を脅かすものかを判定します。もしすぐには「死」に直面しない場合には、適切な処置を施すことによって、続いて起こる可能性であった「死」からのがれることがあるからです。この時間帯はクリティカル・ケアのゴールデン・アワーと呼ばれます)
| Airway (気道) | その動物の呼吸は困難さがあるか?→気道の確保→酸素吸入 気道に何か障害はないか?→何か詰まっている?下顎の損傷? 咽頭や気管は無傷か?→視診と触診で確かめる |
| Breathing(気道) | 呼吸困難はあるか?→気道の確保→酸素吸入 口腔粘膜の色は?→チァノーゼ→末梢の静脈は拡張?→酸素吸入 体位を変えて呼吸困難は酷くなる?→病変の位置を推定 |
| Circulation(循環) | 出血があるか?→体内?(胸腔?腹腔?)体外?動脈?静脈? 口腔粘膜の色は?→チァノーゼ→末梢の静脈は拡張?→酸素吸入 股動脈の脈の性状は?→弱い、強い、細い、数は?心拍と一致? |
| Disability (無力) | 神経学的な損傷は?→その姿勢は?機敏?その反応性は? 疼痛に対しての刺激に反応?→各々の神経の検査は? 瞳孔の反応は?→拡張?収縮?左右同じサイズ?光反応は? |
| Examination(検査) | 全出血はあるか?→悪化している?どこかに骨折? 腹部に疼痛はあるか?→病歴、穿刺、X線検査、腹部超音波 裂傷があるか?→その程度は?全身の触診 |
![]()
急性の病気は診断より治療が重要(優先)です。
急性の病気は診断より治療が重要(優先)です。
なによりもまずは体の安定を考え治療から始めます。
理由は診断している間に患者が死亡する可能性があるからです。
慢性の病気は治療より診断が重要です。
原因がわからないで治療をしてもほとんど効果がありません。
治療は原則的に病名によって治療を開始して、その反応を見ます。
※急性とは3〜4日以内の疾患であり、慢性とは、3ヶ月以内の疾患を言う。


